TSUNODA「ラウンドノーズプライヤー」
ワイヤーワークをするにあたって僕がこれまで使った工具の中で一番使い勝手が良いと思うのが、この「(株)ツノダ ラウンドノーズプライヤー」。
130mmと言う小柄なボディではあるが、このプライヤーで作ったルアーのワイヤーはたくさん作っても高い精度で同一のサイズに仕上げる事ができる。
他メーカーのラウンドノーズプライヤーと何が違うのか?
片方のアームをもう片方のアームが両側から挟み込んだ「サンドイッチ構造」からなる、アームのがたつき、遊びが無い作りからだと思う。
この作りが繊細な曲げ寸法のシビアさをいとも簡単にこなしてしまう秘密だと思う。
小柄なボディも実は計算されているのかもしれない。
平均的な大人の男性の手だとグリップ全体が手のひらにすっぽり収まってしまう。
しかし、だからこそ手の力を逃がすことなくワイヤーに伝えられているのだろう。 想像以上に軽く曲げる事ができる。
軽く曲げられると言う事は無理をしないから精度も高まる。
初めて使った時は正直驚いて思わず「おぉぉぉ、これは・・・。」と唸ってしまった。
ルアー作りや仕掛け作り、その他ホビー全般においてワイヤーワークをされる方にはぜひ一度使ってもらいたい逸品であると思うのだ。